FF政策金利(Fed Funds Rate)とは?

FF金利(フェデラルファンド金利)は、銀行同士が中央銀行に預けている準備預金を無担保・短期で貸し借りする際の金利です。米国の中央銀行制度であるFRB(連邦準備制度)が、この金利の誘導目標レンジを政策金利として設定しています。


誘導目標レンジは、FRB内の金融政策決定機関であるFOMC(連邦公開市場委員会)が、年8回開催される定例会合で決定します(緊急時に臨時会合が開かれることもあります)。データはFRED(セントルイス連邦準備銀行)で無料公開されています。

名称FF政策金利(Fed Funds Rate)
決定機関FOMC(連邦公開市場委員会)
決定頻度年8回(定例会合)。緊急時は臨時会合で変更されることもある
概要「◯.◯◯%〜◯.◯◯%」という誘導目標レンジの形で発表される。据え置き(変更なし)となる会合も多い。
特徴あらゆる金融商品の金利の起点となる、金融市場で最も注目される政策変数

利上げ・利下げ・据え置き

FOMCが会合ごとに決める内容は主に3パターンです。

利上げ(Rate Hike):誘導目標レンジを引き上げる。インフレ抑制などが目的
利下げ(Rate Cut):誘導目標レンジを引き下げる。景気下支えなどが目的
据え置き(Hold):レンジを変更しない


市場は会合結果そのものだけでなく、FOMC参加者の今後の金利見通し(ドットプロット)やパウエル議長の記者会見での発言から、次回以降の利上げ・利下げペースを読み取ろうとするため、会合ごとに大きく材料視されます。

FF政策金利が金融市場に与える影響

FF金利はあらゆる金利の基準となるため、株式・債券・為替・住宅ローンなど、ほぼ全ての金融市場に影響します。

市場予想に反した利上げや、想定よりタカ派的な(金融引き締めに積極的な)発言があった場合、長期金利の上昇やドル高、株価の下落につながりやすくなります。反対に、市場予想より利下げに積極的な内容だった場合は逆の反応が見られる傾向があります。

あくまで一般的な傾向であり、発表当時の景気認識や他の経済指標との兼ね合いによって市場の反応は変わる点には注意が必要です。