Knowledge
経済指標経済の流れ
Research subject
エリオット波動サイクル理論出来高分析
Top-down analysis

2025年8月13日

為替

短期足ではショート優勢が続くドル円

大きい出来高を伴った箇所では必ず何かが起こっている

個人的には短期足では上昇トレンドと踏んでいたが、出来高分析の観点を加えるとどうやら上昇トレンドは終了した感じが漂っていました。その記録を残していきます。 まず2025年8月1日に発生した大きな出来高を観測し、猛烈な下降のローソク足が形成されていました(図1)。 この背景を紐解いていいくと、直前のダウ理論の否定。つまり買いの損切りを大口が実行したものと思われます。赤色のラインの少し下を損切りラインにしているトレーダーの損切りを誘発したものと考えれられます。(1H足、図2) 加えて、日足の200日足に接触していることが分かります(図3)。 このことから、大口は200DMA、個人投資家たちの短期足の損切り(赤ライン)を使って、ドル円のレートを下降トレンドにしたいんだなとこちらは予測しなければなりません。 実際にこちらの大きな出来高を伴った下落の後、相場はレンジに移行しましたし。以前ような勢いが消えてしまったのも良い実データかと思います。
大きい出来高を伴った箇所では必ず何かが起こっている 1大きい出来高を伴った箇所では必ず何かが起こっている 2大きい出来高を伴った箇所では必ず何かが起こっている 3

大口が何をしたいのかこれでわかる

さっきも言いましたが、この短期足のドル円は上昇トレンドに見せかけた下降トレンドです。 多分、RSIやMACDのみを使っている人はここで負けるかと思います。 次に見ていきたいのが、08-01以降に目立った08-12の出来高です(図1)。 こちらの出来高にはちゃんとした意味があります、大口や市場の意思を無視すると騙されたと錯覚するんです。 まず、赤いラインの延長線のポイントで大きい出来高ができたということ図2)。 他にもそれらしいラインは引けますが、大口はこのヘッド&ショルダーの肩を結んだ箇所で、 復活してきた買い圧力を制圧しにきたんだと思います。 本来ならこのオレンジエリアの戻りを見てからショートを入れるべきでした。
大口が何をしたいのかこれでわかる 1大口が何をしたいのかこれでわかる 2

今後のドル円はどうなるのか?

少なくとも短期足のダウ理論に沿った値動きが展開されていくことになると思います。 今のところ、2段階で売りの意思を見せてきたので、ショート戦略が良いと思いますが、今入ると利確と損切りの比率が終わり散らかすので入らないようにしてください。 146.645のライン付近に出る値動きと出来高を見て次ドル円がどちらにいきたいのか見ていこうと思います。
今後のドル円はどうなるのか? 1